表紙 イチロー・インタビュー
−−Attack the Pinnacle ! −−

3日間のロングインタビューを緊急出版

キャンプ地アリゾナと本拠地シアトルで
イチロー選手が思いのたけをみっちり語った。

移籍実現までの知られざる経緯から、何年も前から行ってきた
メジャーのピッチャーを打つための対策の中身まで。
インタビュアーは2年前からイチロー選手の話を聞き続けてきた小松成美さん。


新潮社刊・四六判・全192ページ・本体価格1200円



<主な内容>

対メジャー・技術編
  • 日本でも意識していたメジャーのストライクゾーン
  • 100人を越えるピッチャーと対戦する長いシーズンに向けて続けているビデオ・シミュレーション
  • 2つのタイプに分かれるメジャーの投手の打ち方
  • ファールの打ち方、カットする技術が勝負を分ける
  • まず、内角球をしっかり打ちたい
  • ランナーとして、コーチと話し合った1点を争う場面での走塁のポイント
  • 野手として、メジャーの打者の打球の癖と、球場によって大きく違う芝目と外野の形にいかに早く慣れるか
いまでこそ語れる「内なる葛藤」
  • 日本のプロ野球の現状に抱いた強い危機感
  • 日米野球で芽生えたメジャーへのあこがれ
  • 連続首位打者をとっても納得がいかず、悩み抜いた「打撃の壁」
  • メジャー行きを心に決めさせた、ある日の決定的な打撃開眼
  • 転換−−現状から逃げるためではなく、最高のレベルのリーグで野球をするために
  • 運命の流れを変えた仰木監督との2つの会話−−99年夏・2000年夏
  • そして、移籍決定までの想像を絶する流れ
◎メジャー挑戦を決意し実行に移すまでの心の動き、「これほどまでに」と驚かざるをえない周到な準備の全容、そして彼がいま現在考えていること−−長いシーズンを乗り切るために何をしなければいけないか、打者として、走者として、野手として、プレーの上ではどんなことを心がけているのか−−のすべてを明らかにしたインタビュー。

サブタイトルにあるPINNACLEとは、「最高峰」「頂点」を意味する言葉。メジャーリーグという野球界の最高峰に挑み、さらにその頂点を目指すイチロー選手を象徴するのが、Attack the Pinnacle ! というサブタイトル。