タイトル
3 May 2001 vs Boston Red Sox

 「Month of the Lookie」の授賞式のようなものは特になく、何事もなかったようにいつもの動作で打席に入るイチロー選手。レッドソックスの先発カスティロ投手に追い込まれてしまったが、カウント2-2からの緩いボールをうまくバットに引っ掛けてライト線へ運ぶツーベース。受賞を自らのバットで祝福するだけでなく、続くキャメロン選手の3球目に三塁へ向けてスタート。キャッチャーからボールは送られたが、イチロー選手は滑り込む必要もなく楽々セーフ。マリナーズの攻撃が始まって間もないにもかかわらず、早くも場内はスタンディングオベーションが巻き起こった。この後、マルチネス選手の犠牲フライでイチロー選手が生還したのに続き、4番オルルッド選手がライトスタンドへ打ち込み、幸先よくマリナーズが2点を先取した。
 2回表に1点を返されてしまったが、3回裏1死でイチロー選手が登場。カウント0-1からたたいた打球は三遊間へ転がりショートがすぐさま1塁へ送球したが、俊足イチロー選手が先に駆け込み内野安打。それだけでなく、1塁ベース上で大きなリードを取り、ピッチャーを揺さぶる。先の打席で簡単に盗塁を決められているだけに、ピッチャーは明らかにイチロー選手をかなり気にしており、必死に牽制を繰り返した。そして、キャメロン選手のカウントが1-2になった4球目、投球と同時に2塁へ向かって走り出すイチロー選手。キャメロン選手が放った打球が左中間へぐんぐん伸びて、そのままスタンドへ入った。見事なツーランホームランに場内は大興奮。イチロー選手の見事なリードオフマンぶりに、あらためてそのすごさを感じた一幕だった。
シアトル・インテリジェンサーその1