タイトル
3 May 2001 vs Boston Red Sox

The Ichi Roll  この後イチロー選手は第3打席セカンドゴロ、第4打席ピッチャーゴロに倒れてしまったが、イニングが進むごとに球場の演出を数多く体験することができた。まずは、3塁側のファールゾーンで座っているボールガール。ファールボールとはいえ強烈なゴロで転がってくるボールを横っ飛びで見事にダイビングキャッチ。マリナーズが得点したときのような大喝采が起きて、イニング間で流し出されていたファインプレー集ビデオの中でもさっそくリプレイされていた。また、球場内の寿司屋では今年からイチロー選手の加入により「The Ichi Roll」が販売されており、実際食べてみるとおいしかった。
 攻守の入れ替わりであるイニング間には、いつも何かしらのイベントが用意されていた。グリーンスタジアム神戸の演出が、セーフコ・フィールドをとても参考にしていることが分かったが、観客の反応が日本と全く違っていた。例えば、過去の名選手やタイトルホルダーに関するクイズが出されて、解答が出たときの場内の盛り上がりは日本では考えられないくらいすごかった。7回裏の攻撃が始まる前には「Take Me Out to the Ball Game(私を野球に連れてって)」の大合唱があり、歌詞がバックスクリーンに出ていたので歌いやすかった。アメリカにおける野球観戦とは、プレーだけでなく野球場も楽しむことで、ファンを楽しませることのできる球場、それがセーフコ・フィールドだった。そして何よりも選手の全力プレーが印象的だった。選手ひとりひとりの集中力が高く、絶えず次の場面を想定して動いているように見えた。若手ベテラン関係なく、手を抜くプレーが全くなかった。特に38歳のマルチネス選手が牽制されながらも盗塁を見事に成功させたときは、試合で最も盛り上がった場面のひとつだった。
 イチロー選手の第5打席は、マリナーズが6-3で3点リードした8回裏に回ってきて、綺麗なクリーンヒットでライト前に運んだ。この時点で大魔神・佐々木投手がブルペンで投球練習を開始していたため、間近でその姿を見るため私は急いでブルペンに移動した。
シアトル・インテリジェンサーその2